2009-01-01から1年間の記事一覧

余裕について

Tさん「以前は自分の娘のことなのに、なんとかなるわと根拠のない楽観でいようと思いながら、実は自分に余裕がないために見て見ぬふりをしていました。今は彼女が唯一心を許していたB先生と心からお話でき、なんと私と同じように鬱を体験されていた事を知…

資料について

Mさん 「なるほど、常にあの時いただいた『表』に立ち返ってチェックすればいいのですね。」 はい。やはり習慣とは恐ろしいもので、皆さん資料慣れしていらっしゃるので、多分「あの時のレジュメ」という感じで見直していないと思うのですが、あれはご自分…

「反応」について

Lさん 「言い方を変えようと思っていたのに、その場になると、つい行動が先になってしまいました」とのこと。はい、親しい関係ほど「つい」がてでしまいますね。お互いに長い時間かけて培ってきた「反応」ですよね。だから「ひと呼吸」なんです。相手の言葉…

感覚投入について

Jさん 相手に対する想像力についてですが「どうして彼女はそういう言動をするのだろう」と考えているとき、Jさんの頭の中に「私だったらそうしないのに」とか「普通はそうしないのに」という気持ちがありませんか?それだと考えても答えはでません。なぜな…

自由意志について

Fさん 自由意志って、どこにあると思いますか?何でも選べることが自由意志でしょうか。そう考えていると、外的な条件が狭められてしまった時(人生には何度も起きることですが)自由度を失ったという意識に捉えられてしまうことがあります。 ふたつの選択…

覚悟について

Hさん するどいご指摘ありがとうございます。コーチングを受けるには覚悟が必要だと書いたり、とりあえずやってみたらと書いたり。確かに。 でも両方ほんとうなんです。真剣にコーチを探して理由はわからないけれど「ここだ」と決めて下さり、「このコーチ…

特定解について

Gさん はい。確かに離婚なら離婚の体験者からお話を伺うのは参考になります。自分が体験していないことを自己流で学のは難しいですから。けれども個人的な体験者はGさんも書いておられる通り「私はこうだったからあなたも」「私だったらそうしない」などの主…

モチベーションについて

Oさん 「会社でもモチベーションを上げろと言われます。コーチングで上がりますか?」の質問、ありがとうございました。モチベーションを上げるジャッキみたいな道具はないけれど、例えば意義が納得できたり、目標の彼方が見えたらモチベーションって上がっ…

伴走について

Mさん もちろんコーチングは万能ではありませんし、行う環境や状況によっても組み立て方が変わります。過去を掘り下げたりマイナスの部分を扱うのはセラピーやカウンセリングで、コーチングは目的指向だというのもその通りだと思いますが、パーソナルコーチ…

もう一度覚悟について

Rさん 覚悟の意味、考え方はいろいろですね。もうほとこと言い添えると、コーチングを受ける覚悟というのは、ご自分が「よし、このコーチングを使って絶対にやり遂げよう」と思って下さることなんです。他のことでもそうですが、「やってみればなんとかなる…

仕事を作り出すということ

Bさん 仕事を自分で作り出すことができる人は、特別なひとだと思いますか?お父さまはご自分の会社を作られたわけですが、Bさんから見て「仕事を作り出して」いらしたのかな。それとも「与えられた仕事をこなしてきた」と見えますか? それら自分自身は今…

覚悟について

Aさん コーチングを始めるには「覚悟」が必要です。と申し上げた意味、ちょっとだけ説明しますね。 例えば昨日私が「○○したいですか××したいですか?」とお聞きしたら「☆☆がなければ○○したいけど…」と言われたでしょう?つまり、決める前に条件がきてしまう…

だからこそ、について

Jさん いちど「〜なのに」という考え方を「〜だからこそ」と書きかえる練習をお勧めしますね。 方法は簡単。自分が話していて無意識に「〜なのに」とか「〜のはずなのに」とか言ってしまったら、次の瞬間「ここを〜だからこそ」と言い換えたどうなるか?と…

コラボレーション・ワークについて(続き

Cさん コラボレーション・ワークという言葉で私が真っ先に思い浮かべるのはバウハウスなんです。バウハウスへの評価は、合理主義的・機能主義的な局面が強調されるきらいがありますが、私の中では「深い芸術衝動と総合建築が結びつこうとした共同体」のよう…

仕事を作り出すについて

Dさん 「仕事が見つかるだろうか?」という不安は十分理解できますが、今のままで次々に面接を受けてダメージを受け続けるサイクルから、一回抜け出すことを考えましょう。 私の場合は社会に出る前からなぜか「仕事は自分が作り出すものだ」と考えていたの…

受け入れるということ

Mさん 久しぶりに「アワとサヌキ」の話題ですね。「アワ量を上げるというのはどういうことなのか?という問いがふと降りてきた」と書かれていたメールに、Mさんが並々ならぬ決意をしようとしている気持ちが伝わってきて、思わず居住まいを正してしまいまし…

コラボレーション・ワークについて

Cさん 当方のコラボレーション・ワークに関心を持って下さってありがとうございます。詳しくはリニューアル中のコーチングcos-comに掲載しますが、ずいぶん以前からイメージとして持っていたことで言えば、色々な専門職の人が自分の能力を提供しあって「究…

共感について

Pさん 「共感することの大切さはわかるけれど、人の話を聞きながら共感できていない自分がいる。それって伝わっちゃいますよね」はい。伝わり方は様々ですが、伝わっていると思います。 以前、「褒める技術」についても質問をいただいたことがあったのです…

発想のしかたについて

Hさん 長文は一向に差し支えありません。「自分を表現するのは苦手で」と言いながら、ずいぶん自己分析もなさっていて、書くのは大変なことだったと思います。詳細はまた返信しますけれど、拝読して最初のコメントを差し上げますね。 確かに知識があること…

判断基準について

Nさん またまた「大人と子供の違い」のひとつの局面ですが。外部からの情報を取り入れてそれを自分も取り入れて社会(身の回り)に順応していく。つまり「模倣」は、もちろん大人になってから何かを学ぶにあたっても重要なカギにはなります。でも大人と子供…

感情の動物について

Bさん 「人間は感情の動物だと言われてきましたが、『確かにそうだ』と思う根拠が変わってきたことを感じます。以前は自分の感情に捉われて時間が過ぎたのに、今は自分の感情を楽しんでいます」・・・すてきな表現だと思いました。どうもありがとう。 http:…

叙人詩

Lさん「叙人詩」へお問い合わせありがとうございます。現在リニューアル中のサイトに記載いたしますが、一人ひとりの歴史を「詩」にまとめ上げるものです。このブログのどこかにも、山田さんという方のことを書いた詩を掲載したことがあります。 この下の詩…

ぶれないということ

Iさん 先日、メールコーチングはそれぞれオリジナルのテキストになると書きましたら、1年以上になるメールをずっとスキャニングするように読みなおして下さったとか。それで発見したのが「澄さんはぶれない」ということだったのですか。ありがとうございま…

死生観について(その1

Sさん 私の死生観についてのお訊ね、ありがとうございます。ひとことで言うなら、「死はこうあるべきだ」とか「こうありなさい」「こうあれば平穏です」のようなパターナリズムとは無縁だということでしょうか。 「ひとそれぞれ」と言ってしまっては身も蓋も…

論理的に

Mさん 「論理的に話すにはどうすればよいか」というご質問に対して、「小手先の技のように感じるかもしれませんが、まず呼吸を意識して『語尾』を明確にを心がけて下さい」と書いたことに「小手先ではありませんでした!自分のスピーチのDVDを観たら、息遣い…

子供について

Oさん 「子供は小さい大人ではなく、全く別の生き物だ」と私が言うと、皆さんとてもびっくりして下さいます。そして「そんなことないです!子供は何でもわかってますよ」という反応を下さる方も。 はい。私は幸いなことに「子供は無知で動物と同じだから、ち…

使い方について

Tさん 「この頃は日本もすぐにカウンセラーだ弁護士だと、金で雇った専門家に頼りすぎじゃないか?」とお父さまが話題になさったとか。Tさんがどう答えられたのか、お書きになっていないので、教えて下さいね。コーチングについて、思うところがありました…

リクエストではなくて

Bさん 「気づいて欲しい」とサインを出していたのは、相手に対して直接的なリクエストをすると拒絶されるのではないかという恐怖があったのに気がついたんですね。「今、一緒にいる人とは違う、遠い過去に受けたショックが、こんな所に反映していた」そうで…

気づいたということについて

Bさん 確かに自分で何かに気づいた時って、何ものにも勝る喜びですよね。でもね、次のステップで間違いやすいのが、「身近な人にも気付いてほしい」時のアプローチなんです。 相手に気づかせようとするサインを出しているのに「うまくいなかい」という方の…

「感じる」から「考える」へ

Wさん 「孤高と孤独と孤立のそれぞれを心に響かせてみたら、孤立が怖くて孤高にすり替えようとしていたヤバさに気がつきました」とのこと、あーよかった。その言葉に対する感受性を生かしていらしたら大丈夫、自分の表現も変わってくるはずです。それに、メ…