自分の居場所

Mさん 貴方と同じように某中学の先生をしている方が「自分がなぜ教員になったかというと、子供の頃、学校に居る事がたまらなく好きだったから」と言っていました。彼女の問題意識は「今の学校は、私がずっと居たいと思った学校と一緒だろうか?」ということでした。現在はいかにして身の回りのコミュニケーションを大切にするかをテーマにしています。
また別の話で「仕事は好きだが会社は嫌いだ」と言っていた大企業の方がいました。プロジェクトリーダーになった時、部下の方々にとってそのプロジェクトが自分の居場所だと思えるといいですねとコーチングでお話ししました。
どちらの方も、今の仕事環境で「役割」だけは与えられていても「帰属している」もしくは「したい」という意識を持てないでいる。最近、同様のケースをたくさん見聞きします。
つい先日、朝のNHKニュースを見ていたら米国のGM勤続40年というワーカーが役員報酬の話題で「私たちは『彼らの会社』のためにさんざん働いてきた」と表現していました。何年か前に企業年金の豊かさという文脈で同社のOBに取材した番組では「私たちの会社は・・・」と表現していた記憶があります。
無意識にどう表現するかで、色んなことが読み取れるな、と感じた出来事でした。
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