子供と大人

Sさん「子供は大人とはまったく違う生き物」と書いた事について「どんな風に別の生き物なんでしょう!」というご質問ありがとうございました。そんなふうに聞いて下さると、わあ、子供の心を持った方だなあと、ちょっと嬉しくなってしまいます。
私がそう考えるのは、今から30年くらい前に知ったある学習法がきっかけでしたが、それから知りたい事がわかっていく面白さが得心できたのは、私の場合はシュタイナーの精神科学でした。いうならば、「私はどうしてこういう考え方をするんだろう?」と漠然と考えていたことが見事に魂の成長過程として解かれている気がして。子供と大人の違いは圧倒的に「体験の有る無し」だと思います。そして他者との出会いの数。家庭と学校の往復だけで毎日ライブで出会う他者の数は知れています。もちろんこれは外的条件ですね。内的な事で言うならば、成長過程というのは、もの凄い勢いで世界を把握しようとしていると思うんですよ。0歳からどの位の期間でコミュニケーションができるようになるかを考えただけでも凄いですが、大人が日常何気なくやっている事だって、初体験の時はドキドキものだったこと、忘れていたりします。例えば「マッチを擦る」とか。。。。この話、長くなりそうですね。また続きを書きます。