相手に対する想像力

Bさん 貴方にとっての「魔法の言葉」を彼女に言ってあげたのに「ムカつく」と言われてしまったとか。よくある小さな失敗なんですよ。言葉の力は偉大だけれど、だからこそ使い方を間違わないようにね。
「自分を挫折させる考え方は、自分が作り出している」・・・これが貴方の「魔法の言葉」だったのですね?それは貴方がそれを聴いた状況で、本当にそう思えたからでしょう?でも考えてみて、貴方が苦しんでいたとき、その元凶だと貴方が思っていた上司にその言葉を言われたら、その時の貴方はどう感じたかしら・・・別に貴方が彼女の問題の元凶だと言っているのではないのだけれど人はまず、言葉に対する「感情のセンサー」が反応すると考えてみて下さいね。
「思考の回路」は、本人が「意識して変えよう(あるいは変わりたいと思っている)」ことでしか変わらない。
「他者を変えられない」というのはその意味で真実です。だからデリケートだけれど、言葉を届けるためには相手に対する想像力、感情による反感を引き出さないことが、言葉の意味の前に大切だったりします。「思考・感情・意志」の問題は、人間関係に於いて尽きる事ないテーマですね!
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