転機について

Jさん 離職なさった時には希望に燃えていたのに、繋がると思っていらした取引先との契約が成立しなかったり、営業先でかなり厳しい事を言われたり、、、おまけに身内の方から自業自得と言われてしまってはたしかに身も蓋もありませんね。でも「こんな時代になぜ自分から辞めてしまったのか」というお気持ちから「結局は転機なのだと考えられるようになった」と書いて下さって嬉しいです。お話を伺って、確かにJさんの確信と相手先の考えとの齟齬など、甘いところがあったとは私にも感じられます。
でもね、たった4年前に彗星のように現れて、大統領へと駆け上ったオバマさんも政治家になったばかりの頃に大きな挫折を二度、味わったそうですよ。どちらも黒人コミュニティへの認識の甘さが原因と言われていて、2000年の下院選選挙ではシカゴ黒人社会のカリスマ的議員に闘いを挑んで惨敗。「オバマは終わった」と囁かれたほどのダメージだったそうです。でも、下院議員への道が断たれたことで、イリノイ州議会議員→上院議員→大統領との道が早まったともいえますね。ーー『オバマアメリカ』渡辺将人著 幻冬舎新書よりーー
そしてもうひとつ別の側面からの小さなエピソードも追記しますね。ご存知のとおり私は団塊世代の尻尾ですので、同年の人数は極めて多いのです。それで受験の時「信じられない倍率なんだよ!」と言った私に父がひと言・・・「キミが合格点をとりさえすればいいんだよ」・・・10代でこれを聞いてよかった。以来、外的な条件で言い訳をすることができなくなりました。