往復書簡

Eさん Oさんからお手紙があって、以前入院した病院に併設されている療養所に移る事ができたそうですね。環境もスタッフさんもGoodで、1年は居る事ができるのだとのこと。確かに○○県は長年に渡って福祉・介護に緻密なケアがあって、Oさんご夫妻が住む高齢者住宅も通って下さるヘルパーさんたちも命が通っているという印象は、伺った時に感じました。ご主人を残して入院していることができるのはささやかな安心ですね。Oさんも転院してからのほうが「もう一度家に帰る」との気持ちが強まったことも嬉しく思いました。1年を経ずに退院できることを祈りましょう。
ところで先日書いた多田富雄氏が、生命科学者の柳澤桂子氏との往復書簡も出版しているとのこと、はい、私も昨年「露の身ながら—往復書簡いのちへの対話」(集英社 2004 年刊)は拝読しました。お二人の、生命活動に対する知性での切り込みの深さ熱さにはうたれます。
それにあやかってなんていうのはおこがましいのですが、そういえばOさんは私との封書のやりとりを「往復書簡」と名付けて大切にして下さっているとうかがいました。実は私も「往復書簡」というメディアに以前から面白みを感じていて、かねがねブログでも実験してみたいと思っていたのですが、友人にそんな話をして最近このブログの他に往復書簡ブログをはじめました。
具体的には、原丈人さんが書いた「21世紀の国富論」という本がきっかけです。お時間のある時にでも、訪問してみて下さいね。
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