発想の基点

Fさん 確かに慣習として「福祉をビジネスとして考えるなんて冒涜だ」とお考えになっている方もまだまだ身の回りに多いのでしょうね。でも「ビジネスという発想で考えてみる」という事がどういうことか、もっと突き詰めてしりたいというメールありがとうございました。私が実際にお聞きした「現場の声」をちょっとアレンジして書いてみますね。何かのヒントになりますでしょうか。
・ある行政が管轄している寮の調理担当の方「年々ひどくなります。とにかく上の発想が『支出削減』なので、とうとう夕食の予算がひとり220円。これでどうやって賄えっていうんでしょうね」
・脱サラをしてファミレスのフランチャイジーになるか地元密着型のお弁当やさんになるかを迷った末、後者を選んだ方「確かに発想を変えないとやっていけないです。でも、一食450円の弁当をいかに旨そうに見せながら(もとい、旨くしながら)原価を押さえるか。やりがいってもんです」
それぞれの立脚点や環境や条件の違いはあるとはいえ、発想の基点の違いがあきらかだと思いました。
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