無条件の信頼

Mさん、Y君の担任から「無条件に信頼してあげてください!」といわれたとのこと。無条件になんか、信頼できないから心配との気持ちもよくわかります。
Y君、10歳でしたよね。自分と他人の峻別がはっきりしてきて、悩み多き年頃の入り口ですね。そんな時に限ってこれまでの仲間とのこういった出来事って起きる。。。私はこう思うの。無条件の信頼というのは「悪い子にならない」とか「悪い方向に行かない」と信じることではなく、寄り道してもしっかりそれを糧にする潜在力が備わっていることを信頼することだと。いっぱい、つらい体験をしたほうが、人の痛みもわかるようになるよ。
ただし一点、なんで俺が、俺だけがこんな目に、、、という卑屈な意識だけは持って欲しくないな、とか、Mさん自身の大事な価値観を持つのはどうでしょうか。心配顔やため息とはさよならして、根掘り葉掘り聞かない。。。聞き方が「こうだったんじゃないの?」というお母さんの推測になっていないか気をつけてほしいです。そして子供と大人の間の大事な期間を目一杯豊かに、楽しいことも辛いことも体験して過ごして欲しいと願って下さいね。