独特な文化の発信は

昨日あたりにblogを書いたつもりなのに、なんともう10日以上も過ぎています。明後日からまた出張なので、今日のうちにひとつだけ書いておこうと思いだした事があります。
以前からblogに書きたいなと思ったままだった事。それは小さなお店の紹介です。中目黒にある「こち」という鹿児島焼酎が豊富な居酒屋さん(中目黒駅から徒歩5分。電話03-5722-2778)店主の亨平さん、そして奥さんで編集者の圭さんと「ひょん」な事で知り合い、お店に伺ったのはまだ一度だけです。亨平さんは料理に集中して女の子がふたりで接客。カウンター席とボックス席、そして外に一席というこぢんまりしたお店だけれど、焼酎の種類は豊富。待ち合わせた仕事帰りの圭さんを待つ間も色々なラベルを見て楽しんでいました。お友達を連れて現れた圭さんと楽しく飲んで食べて、そう、、、blogに書くにはもう一度行って焼酎の数とか種類とか、少し取材をしてからと思っていたのでした。
2月の初旬だったでしょうか?出先から中目黒に降り立ったのはとても久しぶりだったのですが、飲屋街がなかなか活気があるなあと思ったのと、昔ながらの個人経営店が割合に軒をならべているのがいい感じでした。あちこち地方都市に行くたび、昔ながらの地元のお店がなんとなーーく減ってきて、チェーン店の「どこでも同じ」看板が並んで行くのは寂しいものです。
だから若い身空でお店を構えた亨平さんにはぜったい頑張ってもらいたい。私は残念ながら芋焼酎は苦手なのですが、麦も米もありますし、なんと言ってもお料理が「旨い!」です。バブルの崩壊以降に私が悲しんでいる事のひとつは、クリエイティブな仕事をする個人経営のデザイン広報関連のプロダクションや工房が生き残れなくなったこと。発注する企業側と共に考え、切磋琢磨して請負というよりも企業のブレーンのような存在だった知人たちの転身もたくさん見てきたし。。。
そう。お店でもオフィスでも、個人経営の素晴らしさは「独特な文化の発信」なんですよね。もちろんお店の人と客、客と客の出会いや会話もさることながら店主のこだわりがどんなところに現れているかを知る楽しみ。誰かを連れて行きたくなる雰囲気。さあ出張から帰ってきたらまた行ってみようかな。焼酎の種類、お料理のこと、また詳しい情報を書くつもりです。そして私も個人経営の独特なコーチング、がんばろうっと。