メールコーチングってどんなもの?

ライフワークの拠点ができた

小さな工房で木製の看板を受注制作しながら「空間プロデューサーになる」と考えていたころ、「それなら椎原澄さんに会え」と言ってくれた人がいた。はじめて会ったとは思えないうち解け方で話を聞いてもらった私は、理解者で協力者である妻を伴って再度訪れ、ライブのセッションに通う事を決めた。セッションは対話だけでなくひとりで考える時間や、PCで命題に向かうなど多様で、私の状態を把握した臨機応変な対応に、次第に地に足のついた実感が起こってきた。
自分だけの世界で考えてきたことに新しい光を当てるとこんなにも多様で充実した具体性が生まれるか!
セッションの後、妻と伴に具体的な構想をまとめ、思いがけない方々から賛同や応援を受けて充実した私のライフワークの拠点を作る事ができたのはセッションからほぼ1年。
メールによるサポートは、自分の核を確認し、お客様を理解する力として最高に役立っている。
<鈴木俊行さん(35歳)のケース/ライブ・セッション1週間 14万円。その後メールコーチング>


教科書は自分の人生

メールコーチングを始めたのは、自分が作ってきた閉鎖的な状況から未来に希望が見出せない状態にいた時。ところが 対話を重ねるにつれ、個人的な悩みごとは自分と自分を取り巻く環境を素材にした「人間とは何か」についてのエキサイティングな体験へと変った。
驚きと戸惑い、感動をもって「自分を形成してきたもの」と出会い、認め、「これから何ができるか」に向かう。私にとってそれは「自分を活き活きさせ、周りにも生命力を与えるための生き方」を目指す過程となった。返信メールは答えを押し付けたりすることなく、自分の力で認識して解決していくためのサジェスチョン、ヒント、知恵であり、いつも思いもよらない視点からのもの。それが自分で自分の答えを引き出すきっかけとなった。祖父の介護と、子供を相手にする仕事。やはり「ティーチング」の視点になりがちだった自分が「コーチング」の意味を身につけ始め、それは身の周りへと波及していく。「教科書は自分の人生」....果実を自分で実らせ、自分で得るための人間学。私が学んでいるのはそのような知恵である。
<鈴木 貴志さん(33歳)のケース/1日半のライブ・セッション3万円。メールコーチング>


取引先への洞察が増した

「自分と向き合うこと」がメールコーチングの効用の始まり。書くという行為が、ここまで自分を整理し、次の行為へと繋げてくれるとは驚きだった。日記を書く事と似ているか?いや、似て非なるものではないか。何よりもメールには返事が返ってくる。それも、単なる返答や意見ではなく、読んでみてまさに!と感じるような質問の形式だったり予想外の発想だったりするので、ますます本音トークが楽しくなってくるのだから不思議だ。最近、私は自分が最も欲しかった力を手に入れた事に気づいた。企画書を提出した取引先の担当者から、自分達の考え方以上に自分たちにふさわしいプレゼンテーション・ツールだったという言葉。いつのまにか、相手に対する想像力が高まり、読み取り能力がアップしていたのだ。メールは続けて行く毎に、自分とコーチにしか分からない形に変形していくが、必要な部分はプリントアウトしたり、マーキングしたり、まざに複数の自分と対話しながらグループ・シナジーを上げて行く感じだ。それが独りよがりでない証拠が、取引先によって証明された気分である。
<崎田 功さん(46歳)のケース/メールコーチングと面談コーチング>


転換点

研究者の道を歩みたいと思っていた私は結婚によって一度断念したその道を取り戻そうと、自力で小さなマンションを買い、教員生活を続けながら週末だけ夫と息子が住む家に戻るという生活を送っていた。ちょうど大学院の修士課程を修了した年の春、自分が何のために何を研究したいのかが見え始めたにも関わらず、それを全うするにはハンディがありすぎると自縛状態にいた時に出会ったのが椎原澄さんだった。多岐に渡る様々な事を純粋な聞き手となった上で、私に考えるヒントをくれる。導入はそんな印象だった。そして私が一番分かったこと。それは一番身近にいる人に、本当の協力者になって貰う事、いえ、その人こそ、本当は最高の協力者だったのだという事だった。夫婦という単位が時を超えて新しい目的を共有する・・・メールコーチングは私が未整理のまま持っているアイディアや発想を上手に引き出し、私自身に整理させてくれた。私の構想が今、形をなそうとしているのは、ミッションとビジョンが鮮明かつ具体的に描けるようになり、その為にすべき準備が、夫との共同体制で次々と開けて行く事が確信できたからである。
<MEさん(55歳)のケース/ライブセッション2日間5万円。その後メールコーチング>