解釈について

Bさん 「澄さんとのメールコーチングを通して、コーチングで言われている定義のひとつというか、『答は本人の中にある』ということの意味も深まりました」とのこと、嬉しいです。コーチングに限らず、とっても大事な定義が独り歩きすることは否めないわけで、でも、人それぞれの解釈に任せておくわけにもいかない、ということは多々ありますよね。
例えばすでに「古典」と言われているエリザベス・キュブラー・ロスの「死の五段階説」の「衝撃→否認→怒り→取り引き→抑鬱→受容」についても、Dr.ロスご自身が「このとおり進行するわけではない。何度もこのそれぞれを行き来したり、受容に至ってもそれは繰り返す」とどこかで書いていたのを私は覚えているのですが、「ロスのいうほど段階的なものではない」とか、「ロス自身が5段階説を唱えていたのに自分の死に至ってそれをクリアしていなかった」などと解釈している人もいて、ちょっと悲しくなります。私には彼女が怒りからの解放というプロセスをもって「まさに彼女の5段階説を証明した」と見えるんですけれどもね。亡夫と私も、ガンの告知をなぜか「受容」で受け止めました。でも、旅はやはりそこからの始まりでしたよ。
http://www.cos-com.com